新年度を迎えると、家族の環境も大きく変わります。今まではずっと家人が在宅だったけれど、新年度からは人が家にいなくなる……というケースも多いことでしょう。
もちろん、「在宅中に入り込む犯罪者」は非常に危険なものではありますが、「不在のときに家に入り込む犯罪者」への対策もしっかりしておかなければなりません。
そしてそれに関わってくるのが「庭の状態」です。
「入りやすい庭」を考える

・塀がある家は、入りにくいが入り込んだときは目隠しとなる
・犬がいない家は入りやすい
・塀などが足場になっている家は登りやすい
などの話は、だれもがよく耳にすることなのではないでしょうか。
これは事実であり、防犯対策においても気を配るべき点です。ただ、今回はこのような「構造上の話」ではなく、「今すぐにでもできる・変えることのできる『犯罪が起こりやすい庭』」についてお話していきます。
「入りやすい要素」を排除しよう

庭が荒れている家というのは、「入りやすい」という印象を抱かせてしまいます。特に木が茂っていて目隠しになっているような家は狙われやすいといえます。適度に剪定を行い、「外から見えやすい家」「住人が家作りに関心のある庭」を作るようにしてください。
粗大ごみなどを庭に置いておく人もいますが、これも危険です。このようなことは、「庭に関心がないこと=防犯意識が低いこと」を連想させます。また片付いていない庭の場合は「忍び込んでも家人に気づかれにくい」というメリットがあるため、泥棒の獲物になりやすいのです。
また、この過程で使った脚立などは必ずすぐに片付けるようにしてください。この脚立は、足場として最適です。特に、「2階は泥棒も入らないだろうから」と安心して、カギを開けっ放しにしてしまっているような人は要注意です。
よく言われることですが、植木鉢や郵便受けにカギを置いておくのは非常に危険です。本人は隠しているつもりでも、その気になればすぐに見つけられてしまいます。家のカギは外には置かないのが鉄則です。
また、ライトのない庭も危険が高いといえます。防犯意識の低さを露呈しているようなものだからです。センサーで反応するライトを設置するようにしてください。このようなライトは意外と安く、2000円台からでも販売されています。
まとめ
・「庭」に気を付けることは、防犯において重要
・きちんと片付けよう
・脚立は片付け、カギは家の外に置かない
・ライトも導入しよう