「幼稚園(保育園)のときよりも、小学校低学年の方が帰るのが早くなってしまった」ということに悩む人もいるかもしれません。
このような場合、どうしても「留守番」について考える必要が出てきます。
小学校低学年での留守番は、防犯上ではどのように考えればよいのでしょうか。
留守番のときの防犯について考える
「何才から留守番をさせるか」というのは、家庭ごとによって考え方が異なるものです。
ただ、1人で留守番をさせるのであれば、
・インターフォンが鳴っても決して扉をあけないようにする
・電話がかかってきてもとらない
・家に入ったらすぐにカギをかける
・カギはわかりにくいところに持っておく
という事は徹底させましょう。「電話」に関してはナンバーディスプレイがありますから、保護者の携帯電話の番号を教えておき、「この電話番号以外の番号からかかってきてもとらない」というように教えておくのもよいかもしれません。
また、カギの保管は、郵便受けなどに置いておくことは極めて危険です。カギをとられることも怖いのですが、保護者が留守の間に中にしのびこみ子どもの帰宅を待つ…というようなこともできてしまいます。
安全面を考えるなら学童保育の利用を
現在は各自治体が「学童保育」を運営しています。これは、主に「親が家の外で働いている家庭」を対象としたものであり、学校帰りに施設に行き、そこで過ごすことができるというものです。
自治体によって何時まで開いているかは異なりますが、17時~19時台に閉まる、というところが比較的多いことでしょう。
学童保育を利用した場合、子どもが1人きりで家にいる時間を大きく減らすことができます。数千円程度の手数料は異なりますが、安全のことを考えるのであれば、これを利用するのもおすすめです。
日経DUALの調査によれば、「小学校4年生になるまでここを使っていた(使う予定だ)」と答えた層が約60パーセントということでした。高学年になればある程度一人で留守番ができると考えられているようです。
まとめ
・留守番をさせるのであれば、「だれが来ても出ない」「電話にも応答しない」「カギは隠して、人に触られないところに片付ける」「家に入ったらすぐにカギをかける」という指導が絶対に必要
・郵便受けのところなどにカギを置くのは極めて危険
・自治体が行う「学童保育」を利用する手もある
・4年生になるまでは学童保育を使った方が安全
参考サイト
◆日経DUAL:「低学年の子が安全に留守番できるために必要なこと」