「旅行に行く際に、電気をつけっぱなしで行くべきかどうか」ということは、しばしば話題に上ります。
今回はこれについて見ていきましょう。
「つけっぱなしの方がよい」とする説
「電気はある程度つけっぱなしで出かける方がよい」とする意見があります。これは、「外から見たとき、家の中にだれかがいるように見えるから」というのが理由です。また同様の理屈で、テレビなどの音が出るものをつけっぱなしにしておく、といった方法もよく紹介されます。
これはたしかに一理あるように思われます。
泥棒は「中に人がいること」を恐れます。特にテレビの音が聞こえていると、泥棒は入りにくくなります。このため、一人暮らしの人が仕事に出る前などにテレビをつけ、つけっぱなしで外に出るのは極めて有用な防犯方法だと言われています。
つけっぱなしを疑問視する声もある
ただ、このような「テレビや電気のつけっぱなし」は、長期間の留守である「旅行」などには適さない、という声もあります。
これには理由があります。
カーテンについても同じことが言えるのですが、本当に中に人がいる場合、「カーテンがあきっぱなしであること・テレビや電気がつけっぱなしであること」はまずありえません。暗くなったら電気をつけてカーテンを閉めるでしょうし、ある程度の時間が経てばテレビを消しますし、朝方になれば電気は消します。
しかし、つけっぱなしにしておいた場合、このような「自然な動き」がありません。特に夜の場合、カーテンを開けっぱなしでテレビをつけっぱなしにしていると、テレビの光に照らされ、「だれもいない室内」が周りから見えてしまうことになります。
この2つの点を矛盾なくクリアする方法として、「タイマー」があります。ある程度時間が来たら電気などが消えるように設定しておくのです。こうすれば、「全員が寝静まっているであろう時間にテレビがついている」「日中なのに煌々と電気がついている」というような状態になることを避けることができます。
泥棒は、ターゲットとした家をよく観察しています。「不自然さ」が出ないように、テレビや電気もコントロールする必要があるのです。
まとめ
・「電気やテレビをつけっぱなしにしておくとよい」という説がある
・しかしこのままだと、真夜中にテレビがついていたり、昼間にあかりがついていたりするなど、不自然な状態になる
・タイマーで管理すれば問題ない