災害は待ったなし!
突然やってくる災害!
身近にある三種の神器、あなたはどれだけ知っていますか?
三種の神器といっても、あえて準備するものでもありません。
どこの家庭にも置いてある何気ない物品一つが、大切な命を救うことができるのです。
普段から防災意識を高めていくことは、自分や大切な家族を守ることにもつながっています。
三種の神器その1:サランラップ
・傷の応急処置

ケガをした際、ラップを傷口に巻いて応急処置をする方法があります。
傷を保護する応急処置としてラップが重宝します。
しかし、食品用のラップは水を通さず吸水力もないため、傷を保護するのみとし治療の目的では使用しないことが大切です。
・防寒対策
ラップは冷え切った身体に巻いて防寒対策に使うことができます。
そのとき、太い動脈が走っている部位(首元や手首、足の付け根)に巻くようにすると、高い保温効果につとめることができます。
後に説明する新聞紙もそうですが、ラップや新聞紙は生命維持や体力温存のために大変な威力を発揮してくれるのです。
三種の神器その2:ポリ袋

・トイレにする
大きめのポリ袋は非常用トイレとして利用することができます。
断水時のトイレ対策、簡易トイレを作ることは災害時、絶対に必要になってきます。
避難所生活でもトイレ対策はいつの時代も大きな課題となっています。
それだけ、生きている限り人間の排泄はとても大切なことなのです。
非常用トイレや簡易式トイレは様々なタイプの物があり、そのときのニーズに応じて使い分けていくことが大切です。
自宅のトイレに設置する簡易トイレは、大きなポリ袋をそのままトイレに設置するだけの簡単な方法です。
排泄処理は凝固剤やシート状の吸水ポリマーシートなどがあります。
普段使っている便座は一番座りやすく慣れていることもあるため、自宅で避難生活が可能であれば、このような方法が一番オススメです。
・防寒対策等
ほか、雨具やレインコート、そして防寒対策にも使えるポリ袋は災害時には絶対に欠かせません。
スーパーやコンビニでもらえるビニール袋から大きなポリ袋まで、使い方は多岐にわたります。
置き場所を取らない袋の保管、今一度見直しておきましょう。
三種の神器その3:新聞紙

・新聞紙で暖を取る
新聞紙を数枚重ねて羽織り、テープなどで止めると上着として使うことができます。
・新聞紙スリッパ
災害時に足元を守ることができるのも新聞紙です。
便利グッズの一つとして、新聞紙スリッパの作り方を覚えておきましょう。
・簡易ベッドにも変身する新聞紙
ダンボールや発泡スチロールなどと組み合わせると、断熱効果とクッション性のあるベッドに変身します。
そして私はあえて言いたい!

情報を得る最大のツールがラジオであることを強調したい。
災害時は現場が大変混乱します。
そんなときに活躍する情報手段はラジオです。
インフラが遮断しても、乾電池式タイプのラジオであれば何かと重宝することでしょう。
また携帯ラジオやポータブル式の物であれば、場所を問わずいつでも最新情報を入手することができます。
私たち災害支援ナースが現場に派遣される際、義務付けられている持ち物の一つに携帯ラジオが入っています。
ラジオのほか携帯電話の充電器も義務付けられています。
最近はスマホでもラジオを聴くことができるからです。
三種の神器にラジオをぜひ追加して四種の神器にしてくださいね。
まとめ
・サランラップは傷の応急処置に使える
・サランラップや新聞紙は防寒対策になる
・大きなポリ袋は非常用トイレとして重宝する
・袋の使い方は多岐にわたる
・新聞紙で暖を取ることができる
・災害時に役立つ新聞紙スリッパは万能アイテム
・新聞紙は簡易ベッドにも変身する
・ラジオを追加して四種の神器とする