2017年1月20日に大統領へ就任するトランプ氏は度々SNSで過激な発言を行い、世間を騒がせてきました。加えて、SNSを通して嘘のニュースが拡散した結果、選挙結果に影響が及ぼされたとされています。
日本においても2016年7月20日、熊本地震で動物園からライオンが逃げたというデマ情報をSNSサイトのTwitterに流した神奈川県の若者が、動物園に対する偽計業務妨害という罪に問われて逮捕されました。
災害時のデマは一歩間違えれば被災者の救助作業を遅らせ、人命に関わる事態を起こしてしまう、決して許されない行為です。
災害の時に注意すべきデマに関してまとめてみました。
災害時のデマは一歩間違えれば被災者の救助作業を遅らせ、人命に関わる事態を起こしてしまう、決して許されない行為です。
災害の時に注意すべきデマに関してまとめてみました。
災害の時にはこんなデマが流れる
本当の事との見分けが難しい
昨今の地震などの大きな災害ではSNSを経由して「個人の発言」が拡散され、未確認の情報が多くの人々に広まるという問題が発生しています。
例えば熊本震災では「ライオンが動物園」から出たというデマが写真と共に書き込まれ、まるで本当に逃げ出したのかと誤解を招く騒動がありました。
他にも「原子力発電所が火事になったというデマが映画のワンシーンと共に書き込まれる」など、言葉だけでなく視覚にも訴えかける「悪質なデマ」が増えています。
例えば熊本震災では「ライオンが動物園」から出たというデマが写真と共に書き込まれ、まるで本当に逃げ出したのかと誤解を招く騒動がありました。
他にも「原子力発電所が火事になったというデマが映画のワンシーンと共に書き込まれる」など、言葉だけでなく視覚にも訴えかける「悪質なデマ」が増えています。
しかし、東日本大震災の時は性犯罪や外国人窃盗団の活動といった「本当に起こっている犯罪行為」がデマとして報道されたケースもあり、錯綜した状況下においては、「事実を確認する事が非常に困難」というのが実情です。
そして、「事実確認が困難な事」は行政機関も一緒です。
何もないのに「○○に被災者が大量に残されている!」といったデマを流せば、救助に当たる自衛隊や消防といった機関は本当にいるのかを確認をしなければなりません。この様な事象が起きれば、本来助けに行くべき被災者の下へ救助がたどり着くのが遅れてしまう可能性が出てきます。
事態が切迫している中で、誤った情報に惑わされるのは人命に直接関わる危険な出来事であり、デマを流すといった卑劣な行いは決して許されるものではありません。
何もないのに「○○に被災者が大量に残されている!」といったデマを流せば、救助に当たる自衛隊や消防といった機関は本当にいるのかを確認をしなければなりません。この様な事象が起きれば、本来助けに行くべき被災者の下へ救助がたどり着くのが遅れてしまう可能性が出てきます。
事態が切迫している中で、誤った情報に惑わされるのは人命に直接関わる危険な出来事であり、デマを流すといった卑劣な行いは決して許されるものではありません。
過去にデマで起きた事件とは?
デマが発展して殺傷事件に・・・
救助が遅れる事で助けられるはずの命が失われるのは非常に痛ましい出来事です。
デマによって、災害から助かった人々の間で殺傷事件が起こった「悲しい歴史」もあります。
1923年9月に発生した関東大震災で朝鮮人を対象として「井戸に毒を投げ入れた」「暴動を起こそうとしている」といったデマが飛び交い、住民が自らを守る為に組織していた自警団が朝鮮人を排除しようと殺傷事件を起こしました。
「香川県から来ていた行商人とその家族15人が千葉県野田市で朝鮮人に間違われて妊婦や子供を含む9人が殺された」福田村事件や「埼玉県本庄市でデマによる暴行から逃れる為に警察署で保護されていた朝鮮人労働者数十人に対して暴徒と化した住民約3000人が襲いかかり、12人以上の朝鮮人が殺害された」本庄事件があります。
本庄事件では警察署内部に暴徒がなだれ込み、最終的に「陸軍が部隊を派遣して鎮圧する」という異例の事態になりました。
熊本地震においてもSNSで「朝鮮人が毒を井戸に投げ込んだ」という同様のデマを流された事が確認されており、悪質な行為と言わざるを得ません。
もしも、同様に暴動が発生し警察の機動隊でも対処出来なくなった場合は、自衛隊が治安出動の要請を受けて出動する可能性もあります。国民を守るべき自衛隊が国民に銃を向ける事態が起こる事は絶対に避けなければならない事です。
関東大震災で起こった悲劇が繰り返されない事を切に祈ります。
デマを流した場合に問われる罪
偽計業務妨害から騒乱罪の可能性まで

災害時にデマを流した結果、救助活動を妨害したり企業などの営業に不利益を与える様な事になると、「偽計業務妨害」という罪に問われる場合があります。
これは「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」が科されるもので、軽いイタズラでは済まされなくなります。
加えて、デマが発端となり暴動が起こった場合には「騒乱罪」が適用される可能性があります。
正しい情報を送ったつもりが「誤って伝わってしまいデマとなる場合」がありますが、故意的にイタズラ目的でデマを流す人もおります。イタズラをするというのは「誰かを困らせる」という意図のもとに行われる行為です。
意図的に行ったデマで騒動が起こった場合には、その首謀者として「1年以上10年以下の懲役または禁錮」を科せられる可能性があります。
また、特定の政治団体などに所属している場合は「破壊活動防止法」という団体による暴力行為を取り締まる法律の「せん動」を行った者とされ、「7年以下の懲役または禁錮」を科せられる場合があります。
デマを流すと多くの人が迷惑を被り、被災地の救助活動が遅れる原因となり、「助かるはずであった命が助からない」可能性があります。
デマを絶対に流さないと同時に、正確な情報をシッカリと確認出来るようにラジオなどで情報収集をするようにしましょう。
これは「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」が科されるもので、軽いイタズラでは済まされなくなります。
加えて、デマが発端となり暴動が起こった場合には「騒乱罪」が適用される可能性があります。
正しい情報を送ったつもりが「誤って伝わってしまいデマとなる場合」がありますが、故意的にイタズラ目的でデマを流す人もおります。イタズラをするというのは「誰かを困らせる」という意図のもとに行われる行為です。
意図的に行ったデマで騒動が起こった場合には、その首謀者として「1年以上10年以下の懲役または禁錮」を科せられる可能性があります。
また、特定の政治団体などに所属している場合は「破壊活動防止法」という団体による暴力行為を取り締まる法律の「せん動」を行った者とされ、「7年以下の懲役または禁錮」を科せられる場合があります。
デマを流すと多くの人が迷惑を被り、被災地の救助活動が遅れる原因となり、「助かるはずであった命が助からない」可能性があります。
デマを絶対に流さないと同時に、正確な情報をシッカリと確認出来るようにラジオなどで情報収集をするようにしましょう。
まとめ
・デマは本当の情報と見分ける事が難しい
・デマから悲劇的な大きい事件へと発展してしまう事がある
・デマを流す事は犯罪である
・デマから悲劇的な大きい事件へと発展してしまう事がある
・デマを流す事は犯罪である