皆さんの生活習慣は整っていますか?
例えば食事や運動、睡眠など、生活リズムを整えることは大事なことですよね。
しかし、この生活習慣が悪なっている人が多くなっているのも事実で、最近では、「生活習慣病」という病気が話題となっています。
そこで今回は、生活習慣病とは何か、そして生活習慣病の原因についてご紹介します。
生活習慣病って何?
日本の死亡者の6割を占める?
ではまず生活習慣病とは何なのかを詳しく見ていきましょう。
生活習慣病とは、偏った食事や運動不足、ストレス、飲酒、喫煙など、悪い生活習慣の積み重ねによって発症する現代病の一つです。
生活習慣病になると、脳卒中、心筋梗塞、がんになり、最悪の場合、死亡してしまいます。
最近ではこの生活習慣病が原因で死亡する方も多くなっており、日本人の1年間の死亡者数の約6割を占めていると言われています 。
また生活習慣病を発症すると、完治するまでにはとても時間がかかってしまうこともあります。
例えば、飲酒や喫煙をしている人は、これらをやめるにはとても時間がかかりますよね。
やめようと思っても、お酒やたばこを欲している自分を止めることができなくて、そのまま体を壊していくという結果になります。
さらに、最近のサラリーマンなどは、仕事で忙しい日々を送っているので、運動不足にもなりがちです。
最近、血圧が上がってきたから運動をしようと思っていても、その運動をする時間がなく、あきらめてしまう人も多くなっています。
これにより、生活習慣病にかかりやすい人の多くは中年男性で、仕事と家庭の両立がうまくいっていない方が引き起こされると考えられています。
このように生活習慣病は、現代病として、深刻な問題となっています。
日々の生活を改めようと思っていても、それができなかったり、時間がなかったりと、調整が難しい病気であることも分かります。
生活習慣病の原因とは?
その代表格をご紹介!
では次に、生活習慣病を引き起こす原因は何なのかを見ていきましょう。
普段皆さんが気にしている症状が生活習慣病につながることもあり得ますよ!
まず1つ目は、高血圧です。
これは生活習慣病の代表格ですよね。
高血圧は、血管の中を流れる血液の圧力が、常に高いことを示します。
この圧力が高いままだと、血管が固くなって、もろくなってきます。
もろくなると、最悪の場合、血管が詰まったり、血管が破れたりして、脳卒中や心筋梗塞を引きおこします。
体の血管が破れたり、止まったりするなんて、考えたくないですよね。
今自分の血圧がどれほどなのか知らない人は、実際に血圧計で計ってみることをお勧めします。
ちなみに、診察室で測定した血圧が140/90mmHg以上、家庭で測定した血圧が135/85mmHg以上だと、「高血圧」としています。
ぜひ参考にしてください。
また、糖尿病も生活習慣病の代表格です。
糖尿病は、血液中の血糖値が上昇する病気です。
糖尿病になると、ブドウ糖が細胞にうまく運ばれず、血液の中に溢れてしまい、血糖値が高くなります。
こうなると、口の渇きや多尿、体重の減少などを引き起こし、最悪の場合、血行障害による失明や手足の切断などの合併症を発症する可能性も高くなります。
糖尿病にならないためにも食生活の改善を見直す必要があります。
明日は、「肥満とその対策」についてお話し致します。
まとめ
・生活習慣病は、1年間の死亡者の約6割以上を占める現代病である。
・高血圧は、常に血圧が高い状態で、血管がもろくなり、これが原因で脳卒中や心筋梗塞を引き起こす。
・糖尿病は、口の渇きや多尿などの軽い症状から、失明や手足の切断などの合併症を引き起こす。
参考文献
厚生労働省 e-ヘルスネット 情報提供 「生活習慣病」
ノバルティスファーマ株式会社 血圧ドットコム「あなたの血圧は?血圧の正常値を知る」
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