大学生でも約半数ほどの人がクレジットカードを持っていると言われています(統計によって数字には揺らぎがあります)
また、「大学生のときはクレジットカードを持っていなかったけれど、社会人になるタイミングでクレジットカードを作った」という人もいるのではないでしょうか。
ここでは、新入社員とクレジットカードの付き合い方を見ていきましょう。
20代未婚者の利用額は平均して40000円程度
株式会社ジェーシービーの調査によると、20代のクレジットカードの所有率は70.5パーセントということです。また、保有枚数は、2枚~3枚程度ということでした。
20代の未婚者の場合、クレジットカードの毎月の支払額は3.8万円が平均値です。1か月の平均生活費が14.5万円ということを考えれば、そのうちの4分の1程度をクレジットカードで支払っているということになります。
また、クレジットカードを持っていない層よりも持っている層の方が、1か月の生活費が高いという結果も出ています。
これは、「クレジットカードを作るには審査が必要。審査に通る人間だから、結果的に、1か月にかけられる生活費も多くなる」という見方もできますし、「持たなければ使わないのに、ついつい便利で使ってしまっている」という見方もできます。
メリットとデメリット
この「カード」には、メリットとデメリットがあります。
まず、ポイントが貯まったり、特典があったりします。これはかなり大きいものです。
加えて、「手元に現金がないときであっても、必要なものをすぐに購入できる」というのも大きなメリットです。海外旅行のときには非常に便利です。
さらに、旅行に行ったときもこれで買い物をしていれば、万が一盗難などにあったときでも被害を最小限に抑えられます(現金は返ってきませんが、カードは使用停止ができる)
ただ、カードがあることで、「今は財布にお金がないからやめておこう」と思ったものをついつい買ってしまうことなどがあります。
自分の財布からお金が出て行っているわけではないため、金銭感覚がマヒしてしまいがちになります。
特に、「社会人」として働き始めた頃は、学生時代に比べて自由に動かせるお金の額が格段に多くなります。このため、つい使いすぎてしまうということも。
うまく自分を律する自信がないのであれば、公共料金や家賃の支払い、旅行に行くときだけクレジットカードを使い、それ以外のときは現金払いにする、といった使い分けを行うとよいでしょう。
まとめ
・20代のうちの70パーセント以上がカードを持ち、毎月40000円ほど使っている
・ポイントが貯まる・防犯上有利・必要なものをすぐに買えるというメリットがある
・使いすぎのデメリットがある
・公共料金の支払いをカードで、それ以外は現金で、という使い分けをしてもよい