社会に出ると、お酒を飲む機会もぐっと増えます。
では、そこで新入社員が犯してしまいがちな失態はどのようなものがあるのでしょうか。
社員証をつけていって…
比較的よくあるのが、「社員証をつけていって飲んでいて、それをそのまま落としてきてしまう」というもの。
お酒を飲んでいて熱くなって、上着ごと社員証を脱ぎ、それをそのまま居酒屋に忘れてきてしまう、という例はそれほど少なくはありません。
社員証をなくすことは、始末書ものの失態です。
また、すでに述べた話ではありますが、このときに、「仕事用のパソコンを忘れてきてしまった」という話もあります。
これは情報漏えいに繋がることでもあります。
また、社員証をつけて飲んでいるというのは、自分の身分を周りに向けて晒しだしているということです。
普段以上にマナーには気を付けたいものです。
社会人のお酒の席は、「自分が楽しむ席」ではない
また、新入社員を指導する立場にある人が「特に注意してほしい」として挙げたのが、「社会人のお酒の席は、『自分が楽しむ席』ではない」ということ。
学生時代までのお酒の席というのは、多少の上下関係はあるものの、みんなで楽しむものでした。
しかし社会人、特に新入社員の場合、「お客様を接待する立場」で酒宴に出ることもあります。
このときに空気を読めず、高いお酒を頼んでしまったり、お客様の話をさえぎって自分の話をし始めたり、羽目を外して飲みすぎたり…といった問題行為を起こしてしまう新入社員がいた場合、その評価は、新入社員だけでなく、会社全体にまで及びます。
歓送迎会でも問題があることではありますが、お客様がいる席でこのようなことをしてしまった場合、後々までその評価が悪いものになってしまいかねません。
特に営業部に所属をしている場合、お酒の席での振る舞い方で契約の有無まで変わってきてしまいます。
社会人になって飲むお酒は、「その場を楽しむもの」というよりは、「仕事の延長線上にあるもの」と認識しておいた方がよいでしょう。
まとめ
・社員証をつけて飲む場合は、落とし物・忘れ物に注意
・社員証をなくしてしまえば始末書ものだし、パソコンや携帯電話を忘れてしまえば情報漏えいの可能性がある
・社会人、特に新入社員にとっての「お酒」は、自分が楽しく飲むためのものではなく、人を楽しませるためのもの
・仕事の延長線上にあるのが「会社での飲み会」だと考えるべき