「交通事故」というのは、プライベートで起こしてもその処理がとても大変なものです。仕事関係で起こした場合は、さらに厄介なことになります。
ここからは、「仕事で運転をしているときの交通事故」について、シリーズで紹介していきます。
今回取り上げるのは、「どんな状況で若年運転手は交通事故を起こしているか」を見ていきます。
新入社員が事故を起こす理由
若い運転手が交通事故を起こす原因となったもののなかでもっとも多いのは、「安全確認をすべきなのに、周囲に対して、それがうまくできていなかった」というものが挙げられます。
また、わき見運転などが交通事故の原因となっているケースも多々見られます。運転中に仕事先からメールが入り、「ちょっとだけ」ということで目をやったときに事故を起こした、などのケースです。
加えて、「今年から働く」という人のなかには、「そもそも運転に慣れていない」という人も多いのではないでしょうか。
日本製薬工業協会がとったアンケートでは、「月に1回以下しか運転しない」という新入社員の割合は、なんと64パーセントと、半数を超えていました。「毎日運転をしている人」というのはわずか13パーセントにすぎません。
「不慣れから来る交通事故」「ちょっとした確認ミスによる交通事故」が非常に多いのです。
対策について
一部の会社では、このような不慣れな新入社員をサポートするべく、先輩社員が一緒に指導にあたることもあります。
ただ、そうではない場合、自分自身できちんと気を付けなければなりません。
まず、スケジュールには余裕をもって出発しましょう。スケジュールに余裕があれば、時間に焦らされることがないので周囲への目も行き届きやすくなります。
「よそ見」につながるカーナビですが、現在のカーナビは走行中の操作は受け付けないようになっているものもあります。このタイプでないのならば、意識して、「カーナビを使う時は路肩に止めてから操作するクセ」をつけましょう。
携帯電話はドライブモードにしておき、触らないようにします。
安全確認はしっかり行います。特に普段乗り慣れていない車(プライベートでは軽自動車だが、仕事で使う際はトラックなど)を運転するときは、「視界がまったく変わること」も意識しておかなければなりません。
まとめ
・若い人が事故を起こす理由のなかでもっとも多いのは、「安全確認がきちんとできていなかったこと」
・スケジュールには余裕をもって出発するように
・カーナビは正しく使う、携帯電話はドライブモードに
・乗り慣れていない車の場合、特に安全確認が重要