スマートフォン(以下スマホ)は、仕事・ショッピング・SNSなど日常的に使用することが多いですよね。そんな情報の固まりとも呼べるスマホを無くしてしまったら、強い不安を抱いたりパニックに陥ってしまったりするでしょう。スマホを無くしてしまった時に慌てないためにも、日頃からセキュリティ対策を整えておきませんか?そこで今回は、万が一の時のために整えておきたい、スマホのセキュリティ対策をご紹介します。
スマホにロックをかけておく
スマホは個人情報の固まりですから、他人に勝手に見られないように、様々なロック機能がついています。このロック機能を利用して、日頃からスマホにロックをかけましょう。
一番簡単なセキュリティ対策は、画面ロック機能です。画面ロックをかけておくと、パスワードが解析できない限り、スマホを利用することができなくなります。画面ロックには、英数字を組み合わせたパスワードを設定する「パスワード」、数字の組み合わせでコードを設定する「PIN」、9つの点を一筆書きで結び合わせる「パターン」、指紋を利用してロックをかける「指紋認証」などの方法があります。
画面ロック機能だけでは、SIMカードを別の端末に移し替えて悪用される可能性があるので、SIMカードロックも併せて行うと、より強固なセキュリティ対策となります。
紛失対策アプリの導入
スマホを無くした時のことを想定し、セキュリティ対策として「紛失対策アプリ」をインストールしておくのも有効です。紛失対策アプリをインストールしておくと、スマホに搭載されているGPS機能を利用し、パソコンや他のスマホから端末の所在を確認することができます。端末の所在を知ることによって、スマホがもとに戻ってくる確率がぐっと上がるでしょう。
また、紛失対策アプリの中には、遠隔操作で端末をロックしたりデータを消去したりする機能があります。これらの設定をしておくと、万が一スマホを落としてしまったとしても、遠隔でスマホを管理することができるので安心です。
キャリアの紛失時サービスを利用する
キャリアと呼ばれる大手携帯電話会社は、スマホの紛失時に備えて「紛失時サービス」を提供しています。紛失時サービスは各会社によってサービス内容が異なりますが、「回線を一時停止する」「スマホに遠隔ロックをかける」「GPS機能を利用し端末の所在を確認する」といったサービスを受けることができます。スマホを無くした時にどのようなサービスを受けることができるのか、自分が契約している電話会社が提供している紛失時サービスを確認しておくとともに、紛失時の連絡先を手帳などにメモしておきましょう。
SNSをログインしたままにしない
SNSを利用する際、ログインしたままにしている方も多いのではないでしょうか。SNSにログインした状態のままスマホを落としてしまったら、「悪意のある書き込みをされる」「交友関係などの個人情報を搾取される」といった被害を受ける可能性があります。SNSを悪用されないためにも、利用するたびにログアウトをする習慣をつけましょう。また、スマホを落としてしまった時は、パソコンや別のスマホからSNSにアクセスし、パスワードを変更するようにしましょう。
スマホカバーにクレジットカードや免許証を収納しない
スマホカバーの中にクレジットカードや免許証を一緒に保管する方が増えています。こうした使い方は便利な一方で、スマホを無くした時にクレジットカードや免許証も一緒に紛失してしまいます。防犯面やセキュリティ面を強化するためにも、スマホとクレジットカードや免許証は、別に保管するようにしましょう。
まとめ
・スマホには画面ロックとSIMロックを設定する
・紛失対策アプリを導入し、紛失時に遠隔ロックや情報削除ができるようにする
・キャリアのスマホを使用している人は、紛失時サポートを登録・利用する
・SNSはこまめにログアウトし、万が一の時の情報漏えいを防ぐ
・クレジットカードや免許証などの貴重品は、スマホカバーの中に収納しない
参考サイト
◆NTT DOCOMO「盗難・紛失したときは」
◆au「盗難・紛失でお困りのとき」
◆SoftBank「紛失・盗難にあったとき」