スマホの中には写真・電話帳(連絡先)・メール・スケジュール・アプリなど、さまざまなデータが入っています。これらの情報データが何らかの事情で消えてしまったら、とても困りますよね。高度情報化社会において、スマホのデータを別の記録媒体に保存すること(バックアップすること)は、リスク管理をするうえで重要な作業と言えるでしょう。
今回は、スマホの情報データをバックバックアップするためのやり方についてお伝えします。
情報データをバックアップしよう
スマホの中に保存されている情報データは、機器の不具合など様々なトラブルによって消えてしまうことがあります。また、「スマホを落として壊してしまった」「水没させてしまった」など、自身の不注意や誤った使い方によって消えてしまうこともあります。
スマホを利用するうえで、データが消えるリスクを完全に排除することは難しいでしょう。「連絡先がわからなくなった」「大切なメールが消えた」「予定がわからなくなった」「思い出の写真が消えた」などの不利益を被らないためにも、日頃からデータをバックアップしておくことが必要なのです。
バックアップの方法
①クラウドを利用する方法
スマホはクラウドサービスを利用して、インターネット上のサーバーにデータを保存することができます。この方法は、必要なときにすぐにデータにアクセスすることができるメリットがあります。
クラウドを利用する方法は主に2種類あります。1つはスマホの自動バックアップ機能を利用してデータを定期的にアップロードし、バックアップする方法です。一定のタイミングでデータが保存されるので、バックアップすることを忘れてしまったとしても安心です。2つ目は任意のタイミングでデータをアップロードし、バックアップする方法です。この方法の利点は、好きなタイミングで、必要なデータだけバックアップさせることができることです。デメリットはバックアップすることを忘れていると、万が一のことが起こった時に、データが全く保存されていないという事態を引き起こすことが挙げられます。
クラウドを利用したバックアップは、無料で使えるサービスがあります。まずは無料のサービスを利用し、必要最低限のデータをバックアップするようにしてみてはいかがでしょうか。写真や動画など、より多くのデータをバックアップしたい場合は、有料のプランに加入することを検討しましょう。
②外部ストレージに保存する方法
外部ストレージを利用したバックアップは、スマホのデータをパソコンやSDカードなどに保存する方法です。外部ストレージを利用するメリットは、大量のデータを扱うことができる点と言えます。また、手元にデータがおかれるので、インターネット環境がない場所でも自由に保存したり抜き出したりすることができます。
デメリットは、記録媒体を購入しなければならないことと、バックアップデータが保存されている記録媒体が破損したときに、せっかくバックアップしたデータが失われてしまうリスクがあることです。
パソコンを利用したバックアップは、パソコンとスマホをケーブルでつなぎ、データを移行させる・またはコピーさせます。SDカードを差し込むことができる機種の場合は、カードを直接差し込んでバックアップすると簡単です。
IDやパスワードを控えておく
アプリやスマホにIDやパスワード記憶させると、サービスを利用するときにログインする手間を省くことができますよね。この機能はとても便利ですが、スマホのデータが消えたときに、サービスを利用できなくなる可能性があります。IDやパスワードは忘れないように、手元に控えて保存しておくなどの対策をとると、より安心なのではないでしょうか。
まとめ
・スマホは生活に密着しているからこそ、データのバックアップが必要
・クラウドを利用した方法と、外部ストレージを利用した方法が一般的
・IDやパスワードなどのログイン情報も控えておこう