お酒は、適量を楽しめば楽しいものです。しかしお酒を飲むことで判断力が鈍くなることもあり、危険なものでもあります。
お酒を飲んだときには、スリなどに合いやすくなります。それについて見ていきましょう。
判断能力が鈍くなることでスリやひったくりにあいやすくなる
お酒を飲むことで、判断能力が鈍くなります。また、危機感が失われて開放的になったり、とっさの反応が鈍くなったりします。スリは、自分がシラフの状態であっても100パーセント防ぐことは難しいものではありますが、酔っぱらった状態ならばさらに危険は高くなるでしょう。
また、ある意味ではスリ以上に怖いのが「ひったくり・置き引き」です。居酒屋などで、足元にバッグを置いている人はよく見るものです。また、お酒を飲むとトイレに行きたくなるものですが、バッグを置いてそのまま席を立ってしまう人もいます。特に一人で飲んでいる場合、だれも荷物に注意を払ってくれないので、危険性はより高くなると考えてください。
スリ・ひったくり・置き引きの被害はお金だけに留まらない
お酒を飲んだときのスリ・ひったくり・置き引きが怖いのは、「被害が金銭面だけに留まらないことが多い」ということです。
会社のパソコンを入れた鞄を奪われたり盗まれたりした場合、情報漏えいの危険性まで出てきます。
財布には免許証などの身分を証明するものが入っていますし、スマートフォンは個人情報の宝庫です。飲んだときにあいやすい犯罪は、これらの「情報」をも奪われることに繋がるのです。
日本ではタクシーに乗ってしまえば安全……と思う人も多いかと思われますが、海外などではこれも危険です。偽札詐欺などに合ってしまう可能性も高くありますし、財布の置忘れなどが起きる可能性もあります。
また日本でも、酔っぱらっている客が相手ならば遠回りをしても気づかれないだろう……として、運賃を稼ごうとする悪質なタクシードライバーもいます。
酔ったときでも、荷物は手元から離してはいけません。また、重要な情報(やそれが入った機器)を持っている場合は、飲酒を避けるのが安心です。
まとめ
・酔ったときは、スリやひったくり、置き引きにあいやすくなる
・パソコンなどを持った状態で犯罪にあった場合、被害は金銭だけに留まらない
・タクシーに乗っても安心はできない。海外では偽札詐欺があるし、日本でも遠回りして運賃を稼ごうとする悪質なドライバーがいる