日本列島は夏から秋にかけて、数個~十数個の台風が接近または上陸します。台風の時は不要不急の外出は控えたいところですが、どうしても外出しなければならないこともあるでしょう。台風の豪雨や強風から身を守るためには、どのような雨具を準備すればよいのでしょうか。今回は台風の時に役立つ雨具についてご紹介します。
レインコート・レインポンチョ
台風の時は強い風と雨とによって、短時間の外出であっても全身が濡れてしまうことがあります。横殴りの風雨から身を守るためにも、台風の時に外出する時はレインコートを着用しましょう。
レインコートは袖口にゴムが入っているタイプを選ぶと、袖口から雨水が侵入してくることを防ぐことができます。また身長や体格に合ったもの着用することで、転倒のリスクを下げることができます。
レインポンチョはレインコートと比較すると着脱しやすいため、「徒歩の区間は雨具が必要だけど電車内では雨具を脱ぎたい」といった時でも気軽に着用できます。その一方で、風でめくれてしまうことがあるので、丈長でめくれにくいものを選ぶようにしましょう。
レインスーツ
レインスーツは上下セパレートタイプの雨具です。洋服を着用した上から上着とズボンを着用する仕組みになっています。レインスーツはレインコートやレインポンチョよりも動きやすいですし、ひざ下など濡れやすい部分もしっかりカバーできます。子どもやサラリーマンなどを中心に需要が高まっている雨具でもあります。
レインスーツは雨の日に自転車で外出する時や、アウトドアレジャーの時などにも役立ちます。小さくまとめてバッグに入れることもできるので、1着準備しておいて損はありません。
レインスーツを選ぶときはストレッチ素材で動きやすいもの、防水性や撥水性に優れたもの、吸湿性に優れたものを選びましょう。
長靴・レインブーツ
台風の時に外出をすると靴に雨水がしみ込んでしまうことがあります。濡れた靴を履き続けることは不快なだけでなく、体が冷えたり重たくなって歩きににくくなってしまったりすることもあるでしょう。足元の安全を確保するためにも、台風の時は長靴やレインブーツを着用しましょう。
レインブーツを選ぶときはデザインだけでなく、防水性・通気性など機能面にも着目しましょう。
但し、一定の深さ以上の水かさがある場合は中に水が入り込み動き辛くなってしまいます。
傘を使う時は折れにくいものを選ぶ
台風の時に手持ちの傘が折れてしまった経験はありませんか?傘が折れると露わになった骨組みで怪我をする危険があります。また放置された傘が台風の風で飛ばされ、第三者が怪我をする・ガラスなどに直撃して割れるといったリスクがあります。壊れた傘による怪我や事故を防ぐためにも台風の時はレインコートやレインスーツを着用するのが望ましいですが、どうしても傘をささなければならない時は、壊れにくいものを用いるようにしましょう。骨組みの強度、構造、素材などに着目して購入するようにしてください。
まとめ
・台風の時はレインコートやレインポンチョを着用する
・レインスーツは動きやすく、横殴りの雨から足元までカバーしてくれる
・防水性に優れたレインブーツで足元の安全を確保する
・傘を使う時は壊れにくいものを選ぶ