太陽光発電パネルは、災害時に電力を利用できるという点で非常に優れたアイテムです。地球環境にも優しく、日々の電気料金を大きくカットできると言う点でもとても優秀です。で発電した電力の買取価格自体は下降していっていますが、現在は発電効率もあがってきており効率よく電力を作り出すこともできるようになりました。
ただ、このように便利な太陽光発電パネルではありますが、怖いものもあります。
それが、「災害」です。
災害で破損することもある~保険について
太陽光発電パネルは屋外に設置されるものです。
そのため、地震や台風、大雨や雪といった災害によって破損するリスクもあります。
太陽光発電パネルが破損した場合、単純に「太陽光発電システムが使えなくなる」という問題が起こると同時に、それが家屋を傷つけたり、隣家に悪影響を与えたりする可能性もあります。
また、家庭用のパネルでも数十万~数百万円するため、これが破損したとなると、修復も大変です。
では、このように、「災害」で太陽光発電パネルが壊れたときは、何か補償があるのでしょうか?
実は、これの回答は、「基本的にはない」ということになってしまいます。
システムや出力の保証と、災害時の補償は異なるもの
太陽光発電パネル(システム)を導入するとき、必ず、「出力は保証します」「システムは10年保証」などのような表記を目にするはずです。
これだけを見ていれば、「ああ、自然災害で壊れてもちゃんと直してくれるんだな」と思ってしまいがちです。
しかしこれは、あくまで、「通常の使い方をしていたにも関わらず、故障などが起きた時」に対する保証であり、「災害などのように、特別な状況で起きた故障に関しては、これを保証しないのです。
では、これをフォローする方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
まず、火災保険。
火災保険に入っている場合、「建物の火災保険もしくは家財の火災保険で太陽光発電パネルの災害時の損害を補償する」としているところがあります。
また、「太陽光発電パネルに災害補償を付けられる」というプランもあります。これは太陽光発電システムの会社ごとによって考えが分かれ、「標準装備である(無償)」「オプション(有償)で付けられる」などがあります。
地震の多い地域などの方は、これを検討するのもよいでしょう。
まとめ
・自然災害による破損の場合は原則として太陽光発電パネルは補償対象外
・火災保険によって補償されることもある
・太陽光発電パネル(システム)に自然災害保険をつけることもできる。
標準装備のところとオプションのところがある
参考サイト
◆XSOL:「XOSL災害補償」
◆JCMAエネルギー:「太陽光発電の保証と補償と保険」
◆ソーラーパートナーズ:「どうすれば台風や土砂災害で太陽光発電が受けた被害は保証されるのか?」