2016年12月15日午前9時頃に兵庫県養父市在住の男性が自宅軒下のゴミ箱が荒らされているのを発見し裏にある山林へと様子を見に入ったところ、クマと遭遇。
後ずさりして転びながらも、必死に蹴りを加えて左足に擦り傷を負う軽傷で撃退する事に成功しました。(情報元、神戸新聞社 クマをキックで追い払う 家のごみ荒らされた男性)
イノシシ用の罠にツキノワグマが掛かり、県職員によって法律に則り開放されるという事もあり、寒い時期にも関わらずクマ被害が起こり易い状態になっていると考えられます。
環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室によると昨年2015年12月中にクマが目撃された件数は171回に及び、今年も注意が必要とされます。
他にもイノシシの目撃などの話もありますが、今回はクマなどが冬眠をせずに人里に現れる怖さと、対策を考えていきます。
後ずさりして転びながらも、必死に蹴りを加えて左足に擦り傷を負う軽傷で撃退する事に成功しました。(情報元、神戸新聞社 クマをキックで追い払う 家のごみ荒らされた男性)
イノシシ用の罠にツキノワグマが掛かり、県職員によって法律に則り開放されるという事もあり、寒い時期にも関わらずクマ被害が起こり易い状態になっていると考えられます。
環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室によると昨年2015年12月中にクマが目撃された件数は171回に及び、今年も注意が必要とされます。
他にもイノシシの目撃などの話もありますが、今回はクマなどが冬眠をせずに人里に現れる怖さと、対策を考えていきます。
冬眠しない野生動物たち
エサの不足が主な原因

栄養をたっぷりと蓄え、眠る事で消費を抑えるので春先までエサを取りに行かなくても過ごせる冬眠は、エサの豊富な時期が限られる日本の野生動物には重要な生きる術です。
しかし近年、異常気象や人里の拡大によって野生動物のエサが春や夏でも少なくなる傾向があり、冬眠の為に蓄えが必要な秋にも充分なエサがないという状況が起こっています。
その為、冬に入ってもエサを求めて空腹状態の野生動物が山林を歩き回り、人里まで下りて来るという事態が起こっているのです。
有名な事例では「三毛別羆(みけべつ ひぐま)事件」があります。
1915年12月9日~14日に掛けて北海道苫前町(とままえ、当時は村)で起こったこの事件では女、子どもが狙われ8名(先に襲われた別の女性を含むと9名)が亡くなり、軍隊が出動する騒ぎになりました。
のちには「羆嵐」という小説にもなっています。
ここで重要なのは、クマが襲撃を行った季節が「本来は冬眠しているはずの冬である」という事です。
この事件で問題となったヒグマは人間を食べる事で味を覚えてしまっているという事もありますが、身体が非常に大きく冬眠出来る穴倉が見つからなかった事も考えられています。
その為、冬場でも食料を確保し続ける必要性から人里に現れるようになったとされ、この事件でも人が襲われる前に民家の軒先に干していたトウモロコシが荒らされるといった被害が起こっています。
その為、冬に入ってもエサを求めて空腹状態の野生動物が山林を歩き回り、人里まで下りて来るという事態が起こっているのです。
有名な事例では「三毛別羆(みけべつ ひぐま)事件」があります。
1915年12月9日~14日に掛けて北海道苫前町(とままえ、当時は村)で起こったこの事件では女、子どもが狙われ8名(先に襲われた別の女性を含むと9名)が亡くなり、軍隊が出動する騒ぎになりました。
のちには「羆嵐」という小説にもなっています。
ここで重要なのは、クマが襲撃を行った季節が「本来は冬眠しているはずの冬である」という事です。
この事件で問題となったヒグマは人間を食べる事で味を覚えてしまっているという事もありますが、身体が非常に大きく冬眠出来る穴倉が見つからなかった事も考えられています。
その為、冬場でも食料を確保し続ける必要性から人里に現れるようになったとされ、この事件でも人が襲われる前に民家の軒先に干していたトウモロコシが荒らされるといった被害が起こっています。
また、イノシシのように元々冬眠をしない野生動物もおり、注意が必要です。
「エサが少ない時期」は人里にも現れる可能性が高まり、人と接触する事で攻撃を受ける危険性が高まります。
「エサが少ない時期」は人里にも現れる可能性が高まり、人と接触する事で攻撃を受ける危険性が高まります。
対策方法
単独行動をしない
冬場の野生動物がつねにエサを求めており、人の住んでいる場所にも現れやすくなります。それを防ぐ為には市町村や猟友会によって駆除・捕獲されたり、威嚇によって遠ざけられない限り難しい問題です。
山林に近づく際には「単独行動」をせずに、「複数の人数で行動する」ようにしましょう。
その際に大きな音を立てて行動すれば、自らの存在をアピールして野生動物が不意に近づいてしまう事を防げます。
それでも彼らの縄張りに不用意に立ち入るのは危険です。
「木々に爪の跡」があったり、「地面が掘り返された跡」がある場合は、クマやイノシシのテリトリーへ侵入している可能性があるので引き返すようにしましょう。
また、万が一野生動物を目撃してしまった時は、静かに刺激しないようにしながら元来た道を引き返しましょう。
その際に大きな音を立てて行動すれば、自らの存在をアピールして野生動物が不意に近づいてしまう事を防げます。
それでも彼らの縄張りに不用意に立ち入るのは危険です。
「木々に爪の跡」があったり、「地面が掘り返された跡」がある場合は、クマやイノシシのテリトリーへ侵入している可能性があるので引き返すようにしましょう。
また、万が一野生動物を目撃してしまった時は、静かに刺激しないようにしながら元来た道を引き返しましょう。
本来であれば野生動物と人間が触れ合う機会は貴重ですが、互いに危険を招かない為にも、気を付けて冬山を歩くようにしましょう。
まとめ
・エサの不足などにより冬眠出来ない野生動物が増えている
・冬眠出来ていないクマは人を襲う可能性がある
・野生動物に出来るだけ接触しないように注意
・冬眠出来ていないクマは人を襲う可能性がある
・野生動物に出来るだけ接触しないように注意