雨が降っている時の帰り道に、足元をゴウゴウと水が流れる橋を渡らないといけなくて、怖い思いをした事はありませんか?
2015年の9月に起こった鬼怒川の氾濫は記憶に新しいですよね。
万が一、自分の住む町で洪水が起こったらどうしましょう?
被害に合う前に対策をする為、広域に被害が出る水害について調べてみました。
なぜ、洪水は起こるのか?
そもそも、どうして起こるのでしょうか?
水害は古墳時代から人々の生活に影響を与えてきました。
田んぼには水が必要ですが、洪水があれば稲は流されてしまいますし、逆に涸れてしまえば稲は育ちません。
その為、昔から「治水」といって水が通りやすい水道を作ったり、ダムの様に水を貯める技術を育ててきました。
それでも、大雨や台風が来るとそれらは耐え切れなくなって洪水となって人々を襲ったのです。
それは現在でも同じで、上に書いた鬼怒川の氾濫は、「平成27年9月関東・東北豪雨」と気象庁が名づけた、異常な大雨が原因でした。
通常、雨水は山の斜面で吸収されて、ゆっくりと川へ染み出していくのですが、大雨が降ると山が蓄えられる水の量を超えてしまいます。
すると、大量の水が一斉に流れ出して川を氾濫させてしまうのです。
洪水が起こったら何処に逃げればいい?
もし、起こってしまったら高台を探しましょう。
洪水の怖いところは、遠くから見るとすぐに来るようには見えませんが、実際は車でも追いつかれてしまう程のスピードで迫ってきます。
高さも家の二階まで浸水する事もありますし、家ごと流されてしまう事もあるので、近くの高台や大きな建物に避難するのが一番です。
もしかしたら、そこに救助が来るまで閉じ込められてしまう事も考えられるので、避難する前に防災カバンをチェックする等準備をして、焦らず急いで逃げましょう。
水害の時に出来る事
最初の方で「治水」のお話を少ししましたが、今も彼らと同じ様に頑張っている人達がいます。
その名前は「水防団」です。
彼らは堤防が決壊した時に駆けつけて、土嚢を作って被害の拡大を抑えたりするのが役割です。
消防団の水害に対応するバージョンと考えて貰えれば分かり易いかも知れませんね。
年々、水防団に参加している人は減っているとの事ですが、その存在が大切な事には変わりありません。
訓練で技術を身につけて、活躍出来たらかっこいいですよね!
洪水の時はまず避難する事が重要になります。
でも、洪水に対して何も出来ない訳ではありません。
ご近所の人達と一体になって頑張れば、被害を最小限にする事も出来るのです。
避難するにしても、水防団に参加するにしても、家族と相談したりして、洪水の時はどうするか決めておきたいですよね。
まとめ
・必要不可欠な水であるが、人のコントロールが効かなくなる時がある
・洪水のスピードは想像以上に速い
・水防団は水害発生時に活躍してくれる