皆さんは「災害ボランティア」という言葉を聞いたことはありますか。
近年、日本の各地で大きな災害が多数発生しています。
災害が発生したときに活躍しているのが、災害ボランティアなのです。
注目が集まっている災害ボランティアとして、実際に被災地に行く場合どのような準備が必要なのでしょうか。
今回は、災害ボランティアとして参加するための心得についてご紹介したいと思います。
災害ボランティアとは
災害ボランティアとは、被災している地域へ行って復興支援をしたり、被災者たちの為にお手伝いをすることを指します。
近年では災害ボランティアを志願する人が増加してきている一方で、遊びに行くような感覚で災害ボランティアに来る一部の人が問題視され始めてきています。
災害ボランティアに参加するための準備
1、経費は自己負担が基本です
災害ボランティアに参加する時は、交通費・食費・宿泊費などの経費は自己負担になります。
参加する前に、どれくらいの出費が必要か確認しておきましょう。
2、交通手段・食事・宿泊場所は自分で確保しましょう
災害ボランティアは基本的に全て自分で段取りする必要があります。
自分の行こうとしている被災地にある、災害ボランティアを受け入れてくれる宿泊施設を探したり、交通手段や食事の手配などを行ってから出発しましょう。
災害ボランティアとして活動するにあたっての心得
災害ボランティアとして被災地で活動する際には、いくつかの心得があります。
自分がどのような立場にいるか、被災者がどのような支援を必要としているかをしっかりと把握してから行くようにしましょう。
1、「頑張ってください」はマイナスにつながる可能性があります。
励ましなどのプラスの気持ちを込めて「頑張ってください!」とつい言ってしまいがちですが、被災地にいる人たちは、私たちが想像しているよりも心身ともに大きなダメージを受けています。
頑張れることは既にやっているのです。
些細な部分ではありますが、思わぬところで被災地にいる人たちの気持ちを傷つける可能性があります。
言葉の選び方には慎重になりましょう。
2、常に笑顔で元気よく活動する
災害ボランティアに来ている人が元気がなかったり、ダルそうに作業をしていたら、周りで見ている人は気分が滅入ってしまいますよね。
災害ボランティアは作業をするだけではなく、立ち居振る舞いも見られています。
厳しい状況の時こそ明るくふるまうことが大切です。
災害ボランティアとして活動している期間は、常に元気よく笑顔を忘れないようにしましょう。
3、大きな気持ちをもって活動する
災害ボランティアに意地悪をする被災地の人も少なくありません。
厳しい状況が続けば続くほど、心に余裕がなくなってくる人が増えてくるからです。
また、被災地にいる子どもたちのことも注意深く様子を見る必要があります。
ストレスを抱え込んでいる子どもも多く、うまく発散できずに問題行動を引き起こす可能性があるからです。
災害ボランティアであるあなたが大きな気持ちで受け止めてあげることで、被災地にいる人達は上手にストレスを発散することができます。
時にはムッとしたくなる時もあるかもしれませんが、グッと我慢して大きな気持ちで受け止めるようにしましょう。
4、自分が災害ボランティアで参加していることを忘れないようにする
災害ボランティアの中には「ゲスト気分」が抜けていないスタッフもいます。
被災地に何をしに来ているのかをよく考えましょう。
被災地は遊びに行く場所ではありません。
被災地にいる人たちは、災害ボランティアの協力を待っています。
その期待にこたえられるように活動するようにしましょう。
まとめ
- 災害ボランティアに遊び感覚で行ってはいけない
- 災害ボランティアでかかった費用は自己負担。様々な手配は自分で行う必要がある
- 被災地にいる人たちの気持ちを汲み取った支援が求められている
- 災害ボランティアは常に笑顔で元気を与える存在として活動する