2018年1月は強烈な寒波が日本列島を襲い、首都圏でも大規模な積雪が観測されました。普段積雪が無い地域では、準備不足・知識不足からくる雪かきの事故が起きやすいです。今回は家庭で実践できる安全に雪かきをするためのポイントについてご紹介するので、雪かきをする時に役立ててみましょう。
雪かきに適した服装とは
雪が積もっている屋外は、たとえ晴れていたとしても寒いです。風邪をひかないようにまずは暖かくしましょう。
雪かきをする時は下着を工夫してみましょう。雪かきは重労働であり、作業をしているうちに汗をかくことがあります。汗をそのままにしておくと体が冷えて風邪をひく原因になるので、汗を吸い取ってくれる素材の下着を着用しましょう。
雪かきをしていると洋服が濡れてきますよね。濡れた洋服は重たくなり、作業の邪魔・怪我の原因になります。濡れた衣服を着用し続けることは体温低下にもつながります。こうした不快感やリスクを軽減させるためにも、アウターには軽くて撥水加工が施されているものを選びましょう。手袋や靴下が濡れてきたと感じたらいったん雪かきを中止し、新しいものに交換しましょう。濡れた衣服を着用していると不快に感じるだけでなく、しもやけや凍傷のリスクを高めます。
雪かきは適切かつ自分にあった道具を使おう
雪かきをする時はスコップが便利です。スコップの中でも柄が長いスコップは前かがみで雪をかく必要がなくなるので、体の負担を軽減することができます。プラスチック製のスコップはスコップ自体の重さが軽いため、雪かきに適していると言えるでしょう。逆に重たいスコップを無理に使ったり、小さなシャベルでしゃがんだまま作業を続けたりすると、腰を痛める原因となります。怪我のリスクや体の負担を軽減するためにも、雪かきは自分に合った道具を使うようにしましょう。
普段降雪が無い地域に住んでいる家庭では、雪かきに適したスコップを常備できていないこともあるでしょう。スコップがない時は、柄の長いちりとりやプラスチックのバケツ、洗面器といった軽くて雪をすくいやすい道具を用いるようにしましょう。
無理せずコツコツと行う
雪かきは単調な作業です。なるべくはやく終わらせてしまいたいと考える方も多いのではないでしょうか。だからといってオーバーペースで行うと、疲労の原因になります。また焦って雪かきをすると、足元を滑らせて転倒したり、無理な量をすくい取ろうとして腰を痛めたりする可能性も高まります。雪かきを安全に行うためにも、無理のない量をコツコツとすくい取るようにしましょう。踏み固められていない雪であれば雪だるまを作る要領で雪を集めると、楽しく雪かきをすることができるでしょう。
まとめ
・雪かきをする時は暖かい服装を着用する
・汗を吸い取る下着や、防水性のアウターを着用する
・雪をかくときは、軽くて扱いやすい道具を用いる
・疲労や怪我を回避するためにも、コツコツ行うことが重要