2017年3月、ベトナム人の小学生の少女が誘拐され亡くなられる悲しい事件がありました。
ゴールデンウィークも終わり新しい環境に子どもたちが慣れてきた頃でしょうが、また同じような事件が起きてしまったらと親としては心配してしまいますよね。
巻き込まれないように注意したくても、何をすればいいのでしょうか。
今回は、子どもを誘拐事件から守るための対策を調べてみました。
ひとりで行動させない
友人と共に登下校させよう
誘拐事件の殆どは、子どもがひとりになった時に起こっています。
平成28年度警察白書によると、平成27年に子供に対する誘拐事件は84件、監禁事件は10件となってます。
子どもを犯罪から遠ざけるのに一番簡単な方法は一人で行動させないということです。
殆どの誘拐事件は、子どもが単独で行動しているときを見計らって行われています。
登校班で学校へ向かったり、友人と一緒に帰宅することで連れ去りのリスクを最小限にすることが出来るでしょう。
もし、家族で迎えに行ける人がいるのなら、友達と別れる場所まで迎えにいくのもいいですね。
警察でも、子ども110番の家といった地域住民と一体になった見守り体制の確立に努めており、住民が一体となって子どもの安全を守るという方法が必要になっています。
近年では欧米のようにスクールバスで送迎する学校もあるので、学校を選ぶ段階で安全性を考慮するのもよいでしょう。
子どもに持たせる対策
防犯ブザーや子ども携帯
お友達と一緒に子どもが帰宅していると分かっていても、親としては無事に子どもの顔を見るまで安心できないでしょう。
出来る事なら、何処にいても子どもの無事を確認出来る手段があるに越したことはありません。
そこで、役に立つのがGPS機能を含んだ防犯ブザーや子ども携帯です。
万が一の時に子どもがアラームを鳴らすことによって親の携帯や警備会社に現在地が知らされる機能が付いているものもあります。
災害時には、子どもが何処にいるのかを確認する助けにもなるので、非常に有効な防犯グッズのひとつです。
子ども携帯であれば、直接連絡も取れるので安心感も増します。
ただ、誘拐犯の場合は鳴らしたブザーを邪魔と感じたり、連絡手段を奪うために子ども携帯を逃走経路とは別の場所へと投棄する可能性があるので、万が一の時に居場所を確認したいという場合は、別のGPS対応機器を用意すると良いでしょう。
誘拐犯はどの様な人がなるのか予想するのが難しく、犯罪者の発生を根本から防ぐのは現実的ではないかも知れません。
しかし、子どもの安全を守るために対策をしていくということは可能です。
夏休みへ向けて、子どもの安全を改めて考えていきましょう。
まとめ
・登下校はひとりにさせない
・防犯ブザーや子ども携帯などの位置が分かる防犯機器は有効