車での事故は、「双方の車が動いている時」にだけ起こるのではありません。
駐車場などでぶつけてしまうこともあります。
しかし、「駐車場」であるため、相手が車の中にいないことも…。
このような場合はどうしたらいいのでしょうか。
駐車場での事故
交通事故は、「動いている車同士がぶつかること」だと考えてしまいがちです。
しかし、実際には「相手がいないときに、相手の車にぶつけてしまった」ということもあり得ます。
交通事故とは違い、相手がいないので、話が進みません。しかし待とうにも、いつになったら帰ってくるのか分からない…このような時はどうすればよいのでしょうか。
そのやり方は、「交通事故」の時とは大きく違います。
一番理想的なのは、「その場にとどまり、車の持ち主が現れるまで待つ」という方法です。
しかしこれは、「相手が返ってくる時間」を予測できる場合のみ。
そうでない場合は、
まず、紙を用意してください。そこに、あなたの氏名、電話番号を記したうえで、「ぶつけてしまいました、申し訳ございません。お戻りになれたら、こちらにご連絡いただけると幸いです」と書き添えて、フロントガラスとワイパーの間に挟み込んでおきましょう。
買い物などから帰ったときに、それを元に連絡ができるようにしておくのです。
その後の流れと注意点
この張り紙をした後には、警察に行くのがベターです。これが一番揉めません。とくかく、相手に「逃げた」と思われないようにすることが大切です。
ただ、この「張り紙をする方法」にも欠点があります。
それは相手が、「実際には事故で破損したわけでもない傷(たとえば昔の交通事故などでできた傷)」であっても、「あんたのせいで傷がついてしまった!」とつめよってくる可能性があるからです。
これを避けるために有効なのが、「携帯カメラ」です。
現在はスマートフォンなども進歩しており、鮮明で美しい写真を撮ることができます。
交通事故のときにも役立つ機能ですね。
これで、事故を起こしてしまった箇所の写真を撮っておくのです。こうすることで、後から「これは私がつけた傷ではない」などのように抗弁ができる材料を作ることができます。
まとめ
・駐車場で事故をおこした場合、「待っている」が理想的
・それが難しい場合は、紙に、氏名と電話番号を記し、概要も書いて貼っておく
・その後は警察に行くのがベター
・あててしまったところの写真を撮っておくのがより良い選択肢である