地震から大切なわが家を守るためには、家の中だけではなく、家の外の安全対策も必要になってきます。
災害が発生すると家の外にも危険なところがたくさんあります。
日頃から防災意識を高めて、家の外にある危険箇所の点検を行っていきましょう。
家の外の安全対策のポイント

・雨戸や雨どい
雨どいの継ぎ目が外れていないか、落ち葉や土砂などが詰まっていないかをチェックしましょう。
また、雨戸はたてつけが悪くなっていないかも点検しておきます。
・植木
庭木の枝が敷地の外に出ていないか確認します。
・屋根
屋根瓦やアンテナが不安定になっていないか、ひび割れやズレがないか確認する。
・ベランダ
落下する危険がある植木鉢やエアコンの室外機は配置を調整する。
また、できるだけベランダには重い物を置かない。
・玄関まわり
自転車など出入り口を妨げるようなものは置かない。
・ブロック塀
土中にしっかりとした基礎部分がないものや鉄筋が入っていないものなどは補強しておく。
ブロック塀の耐震性を点検し必要に応じて補強する。
・窓枠
窓枠には植木鉢を置かない。
・プロパンガス
転倒防止を図り鎖などでしっかりと固定する。
・エアコン
エアコンの室外機の安全性を点検する。
吊り下げ式の場合は固定金具にさびやがたつきがあれば補強しておく。
わが家の危険度チェック

住み慣れたわが家の耐震性のチェックは行っておきましょう。
地震の激しい揺れは家屋を倒壊されるおそれがあります。
とくに古い家屋は耐震診断を受けて、問題があれば補強工事を行っていきましょう。
・建築年
・過去の災害履歴
・地盤の強度
・基礎の種類
・壁の配置
・建物の形
・老朽度
上の7項目は家の耐震性を点検するときに使われるものです。
簡易的に耐震診断ができるホームページもあります。
日本建築防災協会から「誰でもできるわが家の耐震診断」がアップされています。
なお、各自治体では耐震診断や補強について、費用や事業者選びなどのサポートをしていますので、まずは問い合わせをしてみましょう。
まとめ
・家の外の安全対策をして必要に応じて補強や修繕をおこなう
・ブロック塀の耐震性の点検も忘れずにおこなう
・家の耐震性をチェックする
・家の耐震性をみる7項目を確認する
・身近に相談できる行政機関を利用して家の外の安全対策を図る